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健康科学

【離乳栄養法-3】~明治時代から大正時代~赤ちゃんは近代栄養学の波に乗りきれたか

明治になると、海外からの情報が入り、育児書における離乳も西洋の説が引用されるようになった。母乳は生後8~10か月頃までは足りるが、乾パンを牛乳であえたもの、蓮根の粉末を牛乳で溶かしたもの等、明治になると牛乳を与えることが指導されるようになっ...
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【離乳栄養法-2】~今も昔も~離乳食のスタートは粥汁から❣

【奈良時代~江戸時代】 奈良時代から江戸時代までの離乳食は、その頃の書物や育児書―日本書紀、医心方、小児養生録、小児必用養育草、愛育茶談などーによると、乳汁以外の食物は粥汁のような穀物が主で、離乳開始は生歯と結びついて生後6か月頃であり、乳...
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【離乳栄養法-1】~子どもの食と栄養ー離乳

「離乳食作りって大変~歯(大臼歯)が生える前に赤ちゃんに食べ物を与えるのは人間だけ⁈」 離乳食作りは大変!と訴えられる養育者の方は多いですね。 公的な機関で「はじめての離乳食教室」の講師を月1回ほど担当しているのですが、離乳食に関して「作る...
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育児栄養学

~子育ての視点から静かに子どもの命を支える学問~ 人類が未来に向かって発展(繁栄)していくためには、子育ては欠かせない大切な仕事です。 子どもたちを育て、健やかに育んでいくことが、私たちの未来を担う子どもたちに幸せな人生を送ってもらうための...
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栄養学はすべての人の健康を静かに支える学問

「栄養学は病気を患った人だけに手厚い学問ではない。すべての人の健康を静かに支える学問である。」 という、佐々木敏教授が東京大学退任記念最終講義で語った言葉に思わず涙した私。 私は子どもの栄養に関する仕事に携わってきて、特に離乳食に関して研究...
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“しょっぱいもの”はとてもおいしい‼

日本における食塩摂取量の1日の目標量は、成人男性7.5g未満、成人女性6.0g未満とされている。さらに、日本高血圧学会は、血圧が高い場合には6g/日未満を推奨している1)。 ところが日本における成人1日あたりの食塩摂取量の平均値は 10.1...
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乳幼児の食物アレルギーと皮膚の関係

皮膚への早期の治療介入が食物アレルギーの予防につながるという二重抗原曝露仮説を実証する世界で初めての研究成果が最近発表されている。 “乳児期のアトピー性皮膚炎への"早期治療介入"が 鶏卵アレルギーの発症予防につながる ~二重抗原曝露仮説を実...
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フードテック

フードテックとはFoodとTechnologyを組み合わせてつくられた言葉である。 フードテックは、世界的な気候変動や国際情勢の不安定化を受けて食糧供給のリスクが高まっている現状において、世界的な食糧不足・飢餓問題に対応する持続可能な食糧供給の実現や、食品産業における生産性の向といった技術開発だけでなく、人間の健康の維持・増進、QOLへの改善、well-beingをもたらす技術と考えられている。 フードテックの対象は多岐にわたっているが、最近は代替肉(植物肉、培養肉)、藻類食品、陸上養殖、昆虫食、次世代型植物工場、スマート育種、ゲノム編集技術、代理親魚技術、スマート育種、ゲノム編集技術、AIやロボット技術などが実用化されてきている。 ところでヒトは見たこともないものを生まれて初めて食べる時には、不安を覚える(新奇性恐怖)。毒が含まれていれば命を失う危険がある。しかしその時、周囲の人々が、問題なく食べていれば、自分も食べてみようと思うことが多い(新奇性嗜好)。新しい食品へのチャレンジは、食の世界が広がりwell-beingをもたらす可能性も広がる。 今後、新奇性恐怖と新奇性嗜好の葛藤のなかで、開発されたフードテックの対象品はどのように受け入れられていくのであろうか。新奇性恐怖と新奇性嗜好のせめぎあいが日常茶飯事になる日も近い。
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心のオルゴール~心なりけり

おもしろき   こと も なき 世 を   おもしろく   すみなす もの は   心 なり けり      高杉晋作
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食と栄養こぼれ話:二重負荷

世界の子どもの22.2%(1億5080万人)は発育不良にあり、衰弱した子どもが7.5%(5050万人)いる 一方、過体重の子どもは5.6%(3830万人)存在する。