経営科学部門

企業経営に関する各種コンサルティングを実施しております。企業の活動は多くの要素が複雑に絡むものであって,たとえばマーケティングや人事労務など個々の要素に問題があった場合でも,それだけを取り出しても何も解決はしません。経営全体を把握したうえで問題個所を特定し,全体との整合をとりながら解決策を提案するべきなのです。
コンサルタントは,理系バックグラウンド持つ商学博士で,広く且つ深い経営視点を心がけて各種経営相談および支援を行っております。

責任者

 

代表取締役 上田晃輔(うえだこうすけ)
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博士(商学)

東京農工大学農学部卒業
九州大学大学院修了
旧国立公衆衛生院専門課程修了
明治大学大学院修了

昭和63年~平成12年 社団法人全国産業廃棄物連合会 調査部長,事業部長
平成13年~平成17年 財団法人産業廃棄物処理事業振興財団 情報システム部長
平成17年~ (株)トランスコウプ総研
平成20~平成26年 東京農工大学農学部 非常勤講師

経営科学部門の強み

上田は,もともと理系出身のマーケティング専攻のコンサルタントで,理系と文系の両方の知識を持ち,マーケティングや経営全般のコンサルティング経験を積んでいます。
はじめから特定のソリューションありきとは違う,現場志向と依頼主が納得できる理論を構築した上でのソリューション提案に定評があります。
コンサルタントには,必要な場面での応援要請に応えてくれる一騎当千の専門家たちとのネットワークがあります。
定式化・類型化できない問題,他のコンサルタントでは困難な問題に強いことが,当社の最大の特長です。

経営基本計画/事業計画/投資計画/収支計画 等の策定支援

企業の事業運営は,計画にもとづいたものでなければなりません。企業の事業運営に関係する計画は各種あります。

  • 経営基本計画:会社によっては社是とか,社訓と呼ぶ場合もあります。形骸化している例が多いですが,実は重要なものです。
    • 会社が目指す方向;会社と社会の関係性;会社と社員の位置づけなど
  • 事業計画:ビジネスの中心部分を規定する計画です。
    • 事業の範囲;事業の目的;他社事業との差別化コンセプト;中長期目標;社員行動目標など
  • 投資計画:企業の成長戦略を描きます。
    • 投資目的;市場予測;社会への影響;マーケティングなど
  • 収支計画:具体的なお金の出入りの計画です。
    • 売上予測;費用予測;債務返済計画;新規投資計画など

上記の各種計画は相互に関係があります。それらは,石垣やブロックを積み上げるように,基礎を固めて,上部のバランスをとることが重要です。企業が手掛けるあらゆる事業,取り扱うあらゆる商品について,これら計画と整合性を持たせることが,企業の着実な成長と重厚な格式をもたらします。このような構造化した計画は,全社員で共有することが重要です。構造化した計画は,意思決定を迅速化し,ビジネスチャンスを逃さない会社,危機管理に強い会社にします。
コンサルタントは,これまで企業の経営指導と並び融資・債務保証の際の審査の支援を行ってきており,計画のあるべき姿と良い計画例および悪い計画例をたくさん見てきました。 それらの経験を活かして,融資の申し込みにも耐えられるレベルの計画策定を支援します。

マーケティング・営業戦略

マーケティング計画や営業戦略策定の引き合いを受けることが多いです。しかしながら,上にも述べたように,企業全体の諸計画と整合を保つ必要があり,マーケティング計画・営業戦略だけを操作しても良い結果は得られません。必ず,構造化された諸計画の一部と理解して下さい。
マーケティングとは,売ることではなく,顧客の支持を獲得することです。 そこで重要になるのがブランドです。 「なんでも良いからとにかく安いもの」,「手に入りやすいもの」ということで買われている商品やサービスもありますが,そこにブランドは存在しません。 「あの会社のものが良い」,「あの製品が欲しい」,「あの店で買おう」と顧客の指名を得るようにすることがマーケティングの目的です。ここで,「あの会社」,「あの製品」,「あの店」こそがブランドなのです。つまり,ブランドとは他社や他商品からの差別化の標識であり,マーケティングとはブランドの確立とそれによる顧客の支持の獲得のことなのです。 コンサルタントが提案するマーケティング戦略策定とは,ブランドの確立と展開をベースとするものです。依頼主の事業を分析し,依頼主との徹底的な議論を通じて,マーケティング戦略を練って行きます。さらに,その戦略を具体的な作戦に落とし込んで実行するところまでを支援します。

業務の仕組みの体系化・再構成/仕事の知識の共有化の支援

企業などの組織における業務の進め方は,時間と実践と経験とを積み重ねて形成されたものであることが多いです。創業して日が浅く事業規模が小さいうちは良いのですが,時を重ねて事業規模が大きなり従業員の人数が増えると,組織の仕事の全体像が見えづらくなり,また,複雑化したそれぞれの仕事はそれを専門とする個人の「職人技(個人の独占的な知識)」に依存するようになります。その結果,効率的な役割分担が困難になり,チームワークや従業員同士の相互バックアップも難しくなります。そして,気づかないうちに業務効率が下がっている例が多く見られます。
この問題を解決するためには,組織の仕事の全体像を把握して体系化する必要があります。全体把握した上で仕事の方法を定式化(マニュアル化)して,それに相応する教育訓練法を確立することで,職人技は不要となり,効率的な役割分担やチーム作業が可能になります。特に,新しい事業の導入や社内組織の再構築など,組織の生き残りを賭けてビジネスモデルの大改革に取り組む際には,仕事体系の整理と仕事方式の定式化(マニュアル化)は絶対に必要になります。
コンサルタントは,組織の仕事の現場に飛び込んで,実際に働く人々の協力を引き出して,仕事体系の整理とマニュアル化を成功させて来ました。

人事・労務問題

ブラック企業とは,労働条件が悪い企業のことと思われていますが,実は生産性が低い企業のことです。 企業の生産性を上げるということは,組織が効率よく動くようにすることです。 そのためには,そこに働く人々が効率的に働ける体制を整えなければなりません。 それが「業務の仕組みの整理・再構成/仕事の知識の体系化,マニュアル化」なのです。 生産性を高めて,その成果を従業員にも適正に分配している企業こそが,ホワイト企業として評価されるのです。 このような視点で,まず業務の見直しを通じて企業組織の効率化を図り,そこから人事・組織制度を構築しなければなりません。 コンサルタントは,会社業務の実施状況を見て問題点を抽出し,そこからホワイト企業を実現するためのソリューションを提案します。 業務の見直しから始めて,人事・組織制度の整備,そして新システムの実施・定着まで支援します。

スポットコンサルティング(技術相談・経営相談・問題解決)

経営案件のほか,技術案件にも対応します。また,普通のコンサルタントが手掛けることが少ない,経営と技術の両方にわたる案件にも。特に,企業の環境対策に関連する,原因究明や対策プロジェクト計画などにも対応します。スポット対応の後,ケースに応じて期間対応への切り換えも可能です。

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