世界的にみても新しい試み!
地球上の最先端の農業・バイオ技術を適応した月面農場
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国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」運用開始から10年が経過して、
多くの科学実験が実施されると同時に、
将来の長期宇宙探査に向けて新たな展開が期待されています。
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
「月面農場ワーキンググループ(WG)」では
月・火星といった天体に人類の活動領域を拡大するため、
食糧生産の基礎となる植物栽培技術についての検討が進められています。
将来人類が月面で定住することを想定して、
人類が安全かつ持続的に定住することを可能とする
月面農場システム
の概念検討を行っているそうです。
栽培作物候補:8種類
炭水化物、たんぱく質、脂質の3大栄養素をバランスよく摂取でき
人工光環境で水耕栽培が実現出来ている作物として
穀類:イネ(精米・玄米)
豆類:ダイズ
イモ類:ジャガイモ、サツマイモ
果菜類:トマト・イチゴ・キュウリ
葉菜類:レタス、その他(コマツナ、リーフ、レタスなど)
過剰となる可能性のある栄養素:14栄養素
カリウム、マグネシウム、ビタミンK、ビタミンB1、パントテン酸、ビタミンC、銅、α-トコフェノール、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、鉄、マンガン、モリブデン
不足の可能性のある栄養素:7栄養素
カルシウム、ヨウ素、セレン、ビタミンA(レチノール)、ビタミンD、ビタミンB2、ビタミンB12
その他
・食品に特異的に含まれる栄養素の不足:月面農場では、緑黄色野菜が少なく、
動物性食品(魚類、肉類、乳製品)の供給がない
・太陽光不足からビタミンD不足
・重力が小さいので筋・骨量が減少するためカルシウム、ビタミンD不足の注意が必要
詳細はhttps://www.ihub-tansa.jaxa.jp/Lunarfarming.html
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鉄不足は世界的にも、乳幼児ばかりでなく人間にとって
もっとも頻度の高い微量元素欠乏ですが、
将来は月から地球に鉄分の多い農作物が輸入されるようになるかもしれませんね💛~